Web Designing 2015年5月号に執筆させていただきました!

Web Designing 2015年5月号

2015年4月18日発売の『Web Designing 2015年 05月号』の特集「スマホ時代のUI設計」に執筆参加させていただきました。
この特集では、「モバイルフレンドリーなサイトのための技術と実装」ということで、UIパーツごとに実践的なサンプルと解説がたくさん掲載されています。ほかにも興味深い記事が盛りだくさんですので、Webデザイナーや、フロンエンドエンジニアの皆さんに読んでいただけると嬉しいです。

担当箇所など

今回、私が担当させていただいたのは「レスポンシブなテーブル×2種類」「グローバルナビ」「ページナビ」の全部で4つです。日頃のお仕事では、特にテーブルのレスポンシブ対応に頭を悩ませることが多いので、実務での解決策をサンプルに落とし込みました。
ほかの著者さんたちのサンプルも拝見しましたが、どれもステキで参考になりました!

ところで、Web Designingさんは今年15周年を迎えるそうです。おめでとうございます!15年前といえば、ちょうど私もホームページ作りを勉強しはじめた頃でした。その頃からずっと変わらず今もWebが大好きで、時代の変化についていくのは大変だけど、だからこそ飽きずに興味を持って続けられているのかもなーと、あらためて感じたりしました。

4.21対応についての所感とか

話はちょっと逸れますが…、今年の2月〜3月頃から『4.21(検索結果をもっとモバイル フレンドリーに)』を目前に、スマホ対応案件に追われていた制作者さんが多かったのではないでしょうか。私もそのひとりです。

実際のところ中〜小規模のサイトであれば、Googleのモバイルフレンドリーテストに合格させることは難しくありません。合格することで、モバイルでの検索結果への対策にはなるでしょう。
しかしながら、これに合格していることと、モバイルユーザーにとって優しいUI設計かどうかは別問題です。

特に、予算や時間の関係で「既存のPCサイトはそのままにスマホ対応させる」……つまりモバイルファーストではない場合、元のサイト設計・コンテンツ設計・マークアップが良くないと、ユーザビリティを後回しにした『とりあえずスマホ対応』になってしまうことも少なくありません。

逆に言えば、サイト設計やコンテンツ設計が優れていて、正しい文書構造でマークアップされているサイトは、柔軟性が高いため、少ない工数でも『最適化されたスマホ対応』にしやすいと感じます。

「Slow」ラベルの件や、平成28年4月に施行される予定の障害者差別解消法もあり、これから先、Webはますますパフォーマンスの高さやアクセシビリティを求められることになるでしょう。

ということで、いろんな意味で「良い設計」ができるようにがんばりましょう!

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