WordPressといえば豊富なプラグインが魅力ですね。が、「そもそもプラグインって何よ」っていうWordPress初心者のために、プラグインについての説明、利用する前の準備、インストール方法、それから注意すべき点を簡単にまとめました。これからWordPressを始めようとする方のお役に立てば幸いです。
なお、この記事のインストール方法は「WordPress 3.3」でのものです。
そもそもプラグインとは…
プラグインは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。
WordPress のコアは、柔軟性を保つため、不必要なコードでふくれあがってしまわないように設計されています。ユーザーそれぞれが特定のニーズに合ったプラグインを利用して、カスタム機能を取り入れられるように作られています。
WordPress Codex から引用。
ということで、電子レンジのコンセントプラグを挿すと、誰でも簡単に食べ物を温められるようになるのと同じように、WordPressに自分が欲しい機能（例えば問い合せフォームを付けたい等）のプラグインをインストールすると、簡単にその機能が使えてしまうという、とっても便利なものです。
「じゃあ、どんなプラグインがあるの？」「何を入れたら便利なの？」という場合は、「WordPress プラグイン おすすめ」などで検索するとたくさん紹介されていて、参考になりますよ。
オリジナルのテーマでプラグインを利用する前に
WordPressでオリジナルのテーマを作成して、プラグインをインストールしたけれど、なぜか機能しないということがあります。これは、jQueryやJavaScriptライブラリを利用するプラグインの場合、ヘッダーやフッターにライブラリを読み込む必要があるからです。
これをクリアするためには、ヘッダーの</head>タグ直前に以下のコードを記述して
<? php wp_head(); ?>
フッターの</body>の直前に以下のコードを記述すればOK！
<? php wp_footer(); ?>
なのですが、このままだとヘッダーにWordPressのバージョン情報が出力されてしまい、セキュリティ的によろしくないので、function.phpに下記のコードを追加して、バージョン情報を出力しないように指定します。
//バージョン情報の出力を停止
remove_action('wp_head', 'wp_generator');
これでプラグインを利用する準備は完了！
プラグインをインストールする3つの方法
- 管理画面からインストールする
- ダウンロードしたプラグインを管理画面からインストールする
- ダウンロードしたプラグインをFTPでインストールする
『プラグイン>新規追加』を選択して、使いたいプラグイン名などでキーワード検索します。
すると、「WordPress Plugin Directory」に登録されたプラグインの中から、キーワードの検索結果がリストアップされるので、利用したいプラグインの「いますぐインストール」をクリックします。
「本当にこのプラグインをインストールしますか？」というポップアップが表示されるので「OK」をクリック。するとプラグインが自動インストールされます。すぐに使う場合は「有効化」をクリック。
これでプラグインが使えるようになりました！
「WordPress Plugin Directory」や制作者のサイトからダウンロードしたZIP形式のファイルを管理画面からインストールするには、『プラグイン>新規追加』で「アップロード」を選択し、パソコン内に保存したZIPファイルを選択して「いますぐインストール」をクリックします。
あとは先程と同様に「有効化」をクリックでOKです。
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、そのフォルダを「wp-content」フォルダ内の「plugins」フォルダの中にアップロードします。あとは、管理画面の「インストール済みプラグイン」から「有効化」をクリックすればOKです。
プラグインの利用で注意すべき点
とっても便利なプラグインですが、WordPressがバージョンアップすると動作しなくなったり、プラグインの影響でWordPressそのものにトラブルが発生することもあります。また、複数のプラグイン間で競合を起こし、うまく動作しない場合もあります。ですので、プラグインを利用する際には、定期的に更新が行われているプラグインかどうかをチェックしたり、むやみにプラグインを利用しすぎないことも大切ですね。
ちなみに、プラグインの動作をチェックするためのプラグイン（なんのこっちゃ）などもあるようです。マルウエアやワームも検出してくれるそうですよ。詳しくはこちら→ マトモなWordPressプラグインを見分けるための簡単そうで簡単でないTips
