2016年11月10日に、富士市立富士川第一中学校で中学1年生を対象に職業講話をしてきました。
職業講話は学校のキャリア教育のひとつとして行われるもので、さまざまな職業人の話を聴くことによって、仕事の大切さや将来就きたい職業について考えてもらうことが目的なのだそうで、私の住んでいる富士市ではfきゃるさんが学校と職業人とを結びつけるコーディネートをされています。
私は、昨年はじめて知人の紹介から高校1年生を対象とした職業講話にて講師を行い、ありがたいことに今年もご依頼をいただいてお話してきました。お礼にいただいた生徒さんたちからの感想がとてもうれしかったので、ブログに残しておきたいと思います。
お話してきたこと
今回、プログラマー(エンジニア)としての仕事について話して欲しいと依頼をいただいてから、「中学1年生に何を話したらよろこばれるかな?この仕事に興味を持ってもらえるかな?」と、仕事の合間に考えたり調べたりして、下記のような話をしてきました(私がプログラマーなのか?という疑問はおいといて…)。
プログラマーの仕事とは
まず、「プログラマーと言っても、作るものによっていろんな種類のプログラマーがいて、私たちの生活の身近なところにプログラマーの仕事がたくさん存在しているんだよ。」「現代社会には欠かせない仕事のひとつなんだよ。」ということを、具体的な例をあげて話しました。
そして、その中でも私はWebのプログラマーとして働いていることや、「どんなものを作っているのか?どんなふうに仕事が進むのか?」ということについて、できるだけわかりやすい小さな事例をいくつか紹介し、簡単なPHPのコード解説も交えたりしながら、プログラマーの仕事とは、使う人の利便性を考えて問題を解決するためのお手伝いだということを伝えました。
この仕事を選んだ理由
「どうして私がこの仕事をしているのか?」について話しました。
ただ好きなことをしてきたら、この仕事にたどり着いていたというのが本当のところですが、インターネットやWebの素晴らしさに感銘を受けていることや、ものづくりが好きだということ、私のように育児をしながらでもフリーランスとして働きやすいこと、パソコンとインターネット環境があればどこでも仕事ができることも魅力であると話しました。
仕事の楽しさ、よろこび
「この仕事のどんなところに楽しさやよろこびを感じるのか?」について話しました。
自分なりに良い設計ができたときや、それがうまく動いた時は楽しいと感じるし、私の仕事がお客様のビジネスの成果につながったときや、「佐々木さんに頼んでよかった。」と言ってもらえたときによろこびを感じると伝えました。
他の仕事にも言えることですが、自分の好きなことや得意なことを精一杯やって、誰かの役に立てたと実感できたときが最高に幸せなんじゃないかと思います。
プログラマーになるために必要なこと
プログラミングは、パソコンとインターネット環境があれば今日からでもすぐに学ぶことができるということや、いま中学校で学習している教科も必ず活かされるということを話しました。
そして最後に、下記の記事を参考にして「世界の大富豪トップ20位の中にはプログラマー出身者が6人もいるんだよ。」という話をし、私のようにお客様から頼まれたものを作るだけでなくて、自分のアイデアや想いをカタチにすることもできる、夢のある仕事だということも伝えました。
生徒さんたちの反応と、私の感想
今回、24名の生徒さんが私の話を聞いてくれたのですが、講話の最中にはウンウンと頷いたり、いろんな表情を見せながら真剣に話を聞いてくれる姿が本当にうれしかったですし、講話のあとの質問タイムには、みんな積極的に手を上げてたくさんの質問を投げかけてくれて、それもまたうれしかったです。
私の理解力が足りないせいで、いくつかトンチンカンな回答をしてしまったと思いますが…(反省)
中には、将来プログラマーになりたいと思っているとか、IT関連の仕事に就きたいと直接伝えてくれる生徒さんも数名いて、彼らの将来がとても楽しみになりました。
そして講話から2日後には、かわいい表紙をつけた生徒さんたちからの感想が送られてきました。冒頭の写真がそれです。
まさかこんなカタチでお礼をいただけるとは思ってもみなかったので、驚きとともに感動で胸が熱くなりました。ありがとうございます!
ドキドキしながら感想のお手紙を読み、話がわかりやすかったと言ってもらえたことや、私が楽しく仕事をしていることがちゃんと伝わっているのを感じて、良かったな…と安心としました。一生の宝ものとして大切にしますね。
まるで私のほうが、『学校の先生』という職業体験をさせてもらったようにも思います。
ご依頼いただき、お引き受けして本当に良かった。
生徒のみなさんが、少しでも将来のことを考えるきっかけになれば幸いです。